電気工事会社ってどう選ぶべき?選び方の3つのポイントと比較の方法・費用相場

電気の設備に関する工事はとても難しいので、専門的な業者に依頼することがほとんどです。でも、数ある電気工事会社のなかから、どこにお願いしたらいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。対応しているサービスやアフターフォローの充実さは、業者ごとに少しづつ違うんですよ。

そこで今回は、電気工事の会社を選ぶさいの3つのポイントや、複数の業者を比較する方法についてご紹介したいと思います。また、じっさいにもらう見積もりの見方を知っておくと、より安心して任せることができますよ。

電気工事の会社を選ぶさいに押さえておきたい3つのポイントとは?

さっそく、電気工事の会社を選ぶさいの3つのポイントをみていきましょう。料金体制や業者としての実績、スタッフの対応がどうか、しっかり見極めることが大切です。

価格の設定や費用が明確がどうか

希望の電気工事がいくらくらいなのか、ほとんどの場合、まず業者のホームページで検索します。そのさい、「〇〇円〜」や「要相談」など、曖昧な書き方をしていることも多いです。確かに、現地調査をおこなわないと分からない部分もあります。しかし、自社のサービスに自信がある業者の価格設定は分かりやすいのが特徴です。

地域で豊富な実績があるかどうか

より多くの工事を請け負ってきた電気工事会社のほうが、高い技術をもっていて、サービスも充実している傾向があります。操業年数が長いことや、地域のお客さまの口コミ・評判がよいことなどがひとつの基準になるでしょう。

スタッフの対応の早さや丁寧さ

電気工事は緊急を要するものも少なくありません。そのさい、現地調査や見積もり、工期スケジュールなど、スピーディーに対応してもらえるかが重要なポイントになります。また、工事の内容によっては、数週間から数ヶ月かかることもあります。外注先のスタッフや作業員と丁寧なやりとりをしてもらえるとスムーズに進みます。

電気工事会社が決まらない!?うまく比較する方法とは?

電気工事を依頼する会社を数社絞り込んだら、つぎの項目を比較検討してみましょう。業者によっては得意不得意な工事もありますし、アフターフォローや保証に関してもさまざまです。

得意なサービスを確認する

大きな電気会社の場合は、さまざまな工事に対応していることが多いです。しかし、小規模であれば、得意な分野や過去の実績が多い工事というものがあるようです。たとえば、配線工事に強みがある、あるいは、照明やコンセント工事が早いなどです。依頼したい工事内容に合っているか確認しましょう。

アスターフォローや保証内容

電気設備工事後は、5年、10年といったスパンで定期的なメンテナンスが必要です。点検などのアフターフォローの料金が工事費用に含まれていることもあります。そのさい、メンテナンスの頻度や、トラブルに対するサービスを確認しておきましょう。長期にわたってサポートがうけられると安心です。

複数社に見積もりをとってもらう

それでも電気工事会社が決まらないなら、見積もりを比較してみましょう。同じ工事内容でも、各社異なる価格設定をしていることも少なくありません。工事に関する専門的な用語も多いからこそ、素人でも分かるような見積書が好ましいです。また、分からない点があれば、納得するまで質問することも大切です。

電気工事会社の見積もりで確認するべき項目は?費用相場も

電気工事の見積書の見方を押さえておきましょう。確認するべき項目や費用相場を知っておくと安心して依頼できます。また、費用を安く抑えるコツもありますよ。 

電気工事における見積書の見方

・労務費:歩掛人工(ぶがかりにんく)に労務単価をかけて算出。歩掛人工とは、工事に対する必要な作業員数とかかる時間を数値化したもの。国土交通省が工事種類別に標準歩掛を提示しています。労務単価は人件費のことで、業者ごとに異なります。

・材料費(A材・B材):工事に必要な材料費と運搬費。単価の高いものはA材、低いものをB材といいます。

・光熱費:工事にかかった時間あたりの水道や電気使用料。

・機械経費:工事のさいに使用する機械にかかる経費。

・特許使用料:使用する技術が特許の対象となる場合。

おもな電気工事の費用相場

・コンセント工事:増設5,000円~(1箇所あたり)

・スイッチ工事:増設5,000円~(1箇所あたり)

・照明工事:5,000円~(1台あたり)

・ブレーカー工事:新設15,000円~/交換5,000円~

また、ビルやオフィス内のLAN工事をする場合は1坪あたり1〜2万円程度、業務用のエアコンを設置する場合は機種にもよりますが、最低10万円程度かかります。

工事費用を安く抑えることができるの?

工事費用を安く抑えるには、複数の工事を同じ電気工事会社にまとめて依頼することです。たとえば、リニューアルやリフォームなどの場合です。全体の工期のスケジュールも管理してもらえるので、工程もスムーズになります。

また、最近では国や自治体による「省エネ補助金制度」もあります。LED照明や空調機の新設を検討している場合は、利用できるかどうか確認してみましょう。

【参考:国土交通省「公共建設工事標準単価積算基準」

まとめ

電気工事会社を賢く選ぶには、料金体制が明確なこと、お住まいの地域で多くの実績があること、スタッフの対応の仕方がポイントです。また、見積もりをしてもらうさいは、依頼する工事内容を得意をしているか、工事後のアフターフォローが充実しているかも確認しましょう。

電気工事の見積もりはとても難しいかもしれません。でも、見積書の記載事項と工事の費用相場を知っておくと、複数の電気工事会社の良し悪しを見極めることができますよ。

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