電気の工事を外注しようか迷っている方必見!メリットや業者の選び方
既存の電気設備が壊れたときや新しい設備をつけるさいは、自社で電気関連の工事をするか外注するか迷いますよね。電気の工事には自分で行って良いものと外注しなければならないものに分かれます。自分で行うと危険が伴う場合もありますので、どこまでを自社で行って良いかを知っておきましょう。
電気の工事を外注するとコストが高いイメージですが、それ相応のメリットがあります。電気工事を業者に頼むときは気をつけておくべきポイントがありますよ。中には悪質な業者もありますので、選び方を知っておくと信頼できる業者に頼めます。
どんな電気の工事を外注するべき?自分で施工して良い例とは
電気に関わる工事は全て電気工事です。電気の工事の中でも外注するべきものと自分で行って良いものがあります。具体例を知っておきましょう。
電気工事には資格が必要
電気工事は電気が流れる回路や機器を触るため、危険が伴います。そのため、電気工事は「電気工事士」という国家資格を有する人が行う必要があります。電気工事士の資格がない人が行ってしまうと、工事中に感電してしまったり、工事後に漏電してしまう可能性があります。
自分でできる電気工事
電気工事には資格が必要と言っても、以下のような簡単な作業であれば自分でも行えます。
・シーリングのある場所への照明器具の設置
・電球の交換
・コンセントカバーの交換
・延長コードの取り付け
・機械の電池交換
・インターホン(36V以下)の取り替えや設置
配線に関わらないものは自分で行うことができます。照明器具の設置は可能ですが既に配線がなされている部分に対して行いましょう。
外注するべき電気工事
電気の工事を外注した方が良いのは次の場合です。
・蓄電池、太陽光発電の設置
・LED照明への変更
・冷暖房設備を設置する
・建物に電気をひく
・屋内の配線工事
・コンセントの交換
壁の中に配線を通したり、新たに電気設備を設置する工事は電気工事士のいる業者に外注するのが安全です。また、出力が大きい機器を設置するさいも危険が大きいので外注するのが良いでしょう。
電気の工事を外注するのは高い?メリットとデメリットとは
ほとんどの電気関連の工事は外注するのが安全ですが、費用がかかるのが気になるところです。業者を選ぶ前に費用相場やメリットとデメリットを知っておきましょう。
電気工事の費用相場
電気工事の費用は業者によって異なりますが、工事費用は以下の相場が多いです。
・コンセントの増設、スイッチの取り付け工事、照明器具の設置は1箇所あたり5000円〜
・ブレーカーの増設工事は1万5000円〜
・業務用エアコンの設置は10万円〜
・パソコンやLANの設置は15万円〜
工事費用の他に、出張費や足場費用がかかる場合もあります。工事の期間や規模によっては、工賃が追加でかかる場合もありますので、見積書を確認しましょう。
外注するとその後も安全
電気の工事を外注するとそれなりのコストがかかります。しかし、自社で電気工事士を雇うよりは安く済みます。外注して電気工事士に工事を行ってもらった方が、専門性の高い工事を素早く行ってもらえます。
また、適切な工事が行われれば工事後に漏電したり、壁の中が焼けるなどのトラブルを避けられます。電気について困った点があれば相談もできますし、省エネにするためのアドバイスを受けることも可能です。
悪質業者に注意
電気の工事を外注するさいのデメリットは悪質業者がいる点です。悪質業者による電気工事のトラブルは以下のようなものがあります。
・必要のない部分の電気工事が行われ費用を請求される
・ずさんな工事が行われる
このようなトラブルを避けるために、電気工事に関する見積もりは複数の業者にお願いして比較するのが良いでしょう。他よりも安すぎる場合や見積書の内容が曖昧な業者はあまり良いとは言えません。
【参考:朝日新聞デジタル「悪質業者による消費者トラブル相次ぐ 県警などが注意呼びかけ」】
電気の工事を外注するさいに気をつけたいポイント3つ
電気の工事を良い業者に外注するためには、見極め方にポイントがあります。費用だけで決めずに、次の3つのポイントを確認しておきましょう。
①保険や保証を確認
まず、電気工事業者が保険に加入しているかどうかをチェックしましょう。電気工事は壁に穴を開けるような大がかりなものもあります。そのさいに予期せぬ破損(ヒビ割れや設備の故障など)が起こる場合があるため、業者が損害賠償保険に加入しているかどうかは重要なポイントです。
また、アフターフォローがしっかりしているかも確認しましょう。工事した箇所が壊れたり不具合が出た場合に対応してもらえるところを選ぶと良いです。
②地域に根付いている業者か
電気工事業者はたくさんありますが、地域密着型かどうかで判断しましょう。電気工事は急を要する場合もあります。有名な会社であっても場所が遠ければすぐには来られませんし、予約がいっぱいで来られないケースもあります。また、地域密着型の業者の場合は出張費が安く済むかもしれません。
③多様な工事が可能かどうか
幅広く電気工事を行っている業者かどうかも見ておきましょう。屋内外の工事や冷暖房設置などの基本的な工事だけでなく、省エネ設備にも対応している業者の方が知識が幅広く、今事業所に必要なものを提案してもらえます。必要な工事が一度で済む可能性もあります。
まとめ
電気の工事を外注すると、工賃や出張費などがかかるので自分で行ってしまおうかと迷う場合もあるでしょう。しかし、配線を伴う電気工事は漏電や火災、感電などのリスクがあります。そのため電気工事には電気工事士の資格を持っていることが必須条件です。
適切な業者に電気の工事を外注すれば、アフターフォローをしてもらえますし、今必要な設備や省エネについても相談できます。弊社は地域密着型で電気工事を行っており、基本的な工事から設備工事、再生可能エネルギー設備の工事まで幅広く対応させていただきます。電気のことでお困りの場合はお気軽にご相談くださいませ。